〔statement〕

日常でふと出会う 心に留まるものやことがあります
それらをじっと見つめ向き合っていると 対象との間にすでに生まれている共振の存在に次第に気づかされるのです
実際には目に映らないこれらは 言葉では「気配」と表したり物理的には「素粒子の運動」とも言い表せる事かも知れません
その絶えず変容しながらも漂っている旋律に ものそのもの ことそのことに宿る情緒を 私は見ています それらを描き捉えたく絵筆をとる毎日です
皆さまにその共振するこころを 僅かながらにでも感じて頂けましたら幸いです
門田千明

〔cv〕

門田千明
1983年北海道生まれ
幼少期より油彩画を中心に絵画表現に親しむ
大学卒業後、会社員、イラストレーターを経て2021年よりペインターとして活動を始める
日常で感じる季節の移ろい、肖生命の輝きや衰退、肖像や情景といった普段の生活の中で出会う具象に漂う不可視な印象の表現を油彩を中心に追求している