Yusuke Tsuchiya solo Exhibition “Two”

〔statement〕

人は、自他という“ふたつ”を分けた間にある“あわい”によって、初めて「人間」として存 在できるのではないかと思う。
「2」という数字が示すのは、あわいが生まれるための 一番小さな単位であり、「人間」であるということを象徴する数字であると言える。
土を使って像を作るとき、光、温度、重力、わたしなど、あらゆるものが土と互いに作 用して、“ひとつ”の像を形作る。
しかし、統合しても消えなかった“あわい”が、“ひとつ” になったはずの身体に痣のように残る。
あらゆるものは分けきれないまま、像は曖昧 な境界を内包する。
「分けられない私達を分けるもの」を見つめること。「分かれてしまう私達の分ち難さ」を受け止めること。
“ひとつ”ではいられず“ふたつ”にもなりきれない、揺らぎ続ける像を通して、今一度、 「人間」というものを見つめ直したいと思う

〔statement〕

人因為有了自己與他人的兩個區分就產生了中間,
我想也因為人與人中間的微妙的狀態「人間」也所以存在了
「2」這個數字可以說是最象徵「人間」的數字
是為了產生這微妙狀態的最小單位

當我使用土做雕像時,所有如光線,溫度,引力的東西,
包括我自己都將與土互相產生作用,接而形成 “ 一體 “的物像。
而這些東西即使被結合了,那個微妙的狀態還是存在的
就像一個胎記一樣會留在已經成為“一體”的身體裡

那個內含了微妙狀態境界的東西也因此再也無法被區別了

去注視「無法被區別的我們的分別」
而接受「被區別的我們的難與分別」
那是不能停留於“一個”但又無法達到“兩個”的狀態
透過一直在這之間搖擺的物像 我想再一次,
好好的重新審視什麼是所謂的「人間 」